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2018/01/29

ORBEA ORCA+新型ULTEGRA Di2

ORBEA ORCA
写真では、実際の青がうまく出ていないようなきがしますが、刺激的な配色ですね。

エアロハンドルとホイールは、SACRA-Cycling製を採用。
元シマノの技術者が独立して、立ち上げたブランドで、雑誌などでも取り上げられており、興味津々。
ホイールのカラーリングは、無料でオーダーできて、今回フレームのアクセントカラーの赤にオーダーしています。(標準は、ホワイトロゴです。)

コンポに新型のULTEGRA Di2で組み上げています。


新型のULTEGRAは、リアディレーラがシャドーと呼ばれるタイプで、MTBで採用されていた技術がロードに反映されてきました。

これまでのディレーラーの固定部が車体側にあるため、落車時などディレーラーやエンドの損傷しにくいのです。(写真で線よりはみ出ている部分は、変速のギア位置によって移動するので、ここは押されても奥に動く部分です。)
↑写真のとおり、クイック部分の方が外にあるため、(水平に当たればですが。。。)ディレーラーがヒットする可能性が減るということになります。

これまでのタイプは↓こんな感じですよね。

コケるとディレーラーをぶつけてエンドが曲がるのがお決まりです。

今回、バッテリーをシートポストに入れて、フレーム内にジャンクション、Di2ワイヤーを内装。さらに、バーエンドにジャンクションを内蔵したので、ハンドル周りが超すっきり。

ハンドルがカーボン素材なのですが、アルミなどのハンドルに比べて、カーボンハンドルの内側は意外とデコボコしていて、特にDi2のケーブルは割と柔らかいので、カーブを通すのは一苦労でした。その中でもDi2の分岐ケーブルは、途中に膨らみがあって通し難いのですが、どこから入れてどこから出すかを試行錯誤。一度通してみたらやっぱり逆側の方がいいかと引っこ抜いて、反対側から入れたりして、なんとか収まりました。

2018/01/18

ハンドメイドバイシクル展

今週の土日にハンドメイドバイシクル展が開催されます。

クロモリ(鉄)、ステンレスフレームが中心ですが、
カーボンフレームの次は、クロモリフルオーダーだったりします。

毎年、1月の土日に開催されています。
小生は、日曜日にお邪魔しようかと思います。
気になる自転車があれば、ブログアップしようと思いますが、
日曜日に言われても行けないじゃん!という方のために。。。。
入場料無料です。

『2018 ハンドメイドバイシクル展』

展示内容:国内外のハンドメイドバイシクルビルダー及びメーカーが経験と努力、高い技術力で生み出した「独自性溢れる自転車」や斬新な新機構を取り入れた「独創性の高いパーツ」の展示、トップビルダーによる「トークショー」など、今回も様々な企画を予定しています。

開催期間: 2018年 1月20日(土)~21日(日)
日   時: 9時30分~16時50分
会   場: 科学技術館 1F催物場入場無料
主   催:一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター
出 展 社: 合計 50社 (2018年予定 新規出展社含む)

2018/01/07

ガラスの鎧

本日は、日曜日で当店の定休日ですが、
ちょっとだけ休日出勤で作業してます。(お店はお休みですけど。)

作業はガラスの鎧(よろい)の施工です。
ガラスの鎧とは、クレストヨンド社のコーティング剤のことですが、
施工後、硬化の時間が必要で、閉店後(今回は休日出勤ですが。。。)の作業となります。

実のところ、施工自体はそんなに難しくはないのですが、
基本的にフレームのみにしてコーティングするのがベストであることと、
いい加減にやってしまうとムラが出来たりしまうので、一般販売されておらず、自転車店で施工するシステムとなっています。

難しくないとは言うものの、作業場所や作業台が必要で、硬化まで数時間必要なので、
個人的に行うのは、少しハードルは高いですね。実績のあるお店でやるのが一番かと思います。

普段はシートポストをクランプして、フレームを中吊りにして、施工するのですが、今回、シートポストがエアロ形状で、あまり強くクランプできません。
このため、作業台で実施することにして、BBが浮くように、別の作業スタンドと組み合せて施工しました。

赤い作業台から、BBが浮いているようにみえませんか?

(例のごとくピンボケですいません。)

裏側から、別の作業スタンドでひっかけています。


こんな風にBBを浮かす、アダプターみたいなのが作業台に付いているといいかもですね。
コーティング剤用だけでなく、BB裏が浮いているとシフトワイヤーを通すのに都合がよささそうじゃないでしょうか?

2018/01/05

SACRA-Cycling DBサースター

昨年末にご依頼頂いた、ORBEA ORCA に新ULTEGRA Di2の組み付けがほぼ完了。
(後は、ホイールとバーテープのみ。)


今回、SACRA-Cycling のエアロハンドルとカーボンホイールを使いました。
(ホイールはまだ入荷しておらず、写真は私の安物ホイールです。。。)
このハンドル、エアロでカッコイイというのもありますが、衝撃吸収性も良いフルカーボンのハンドルとのこと。

そもそもSACRA-Cyclingは、元シマノ従業員が独立して自転車用のパーツ製品を開発しているブランドで、これはシマノじゃできなかったことをやろうとしているじゃないか?と思わせるのもこのブランドに惹きつけられる要因でしょうか。

今回のお客様のご依頼は、ジャンクションをハンドルバーエンドへ内装したいということで、対応を問い合わせたところ実績はないとの回答でしたが、ダメなら返品OKとの寛大な対応で、こちらのハンドルバーに決定しました。(実のところ、対応を明記しているハンドルなかなか無いんです。)

結論から言うと、SACRA-Cycling製のエアロハンドル DBサースターは、Di2のジャンクション(EW-RS910)が使え、ハンドルバーエンドへの内装が可能で、穴あけなども不要でした。

尚、シマノ推奨の分岐ケーブル(EW-JC130)は、ステムクランプ側に空いている穴からは入らず(ケーブルを束ねてるところが入らない)、バーエンドから入れることで解決したのですが、カーボンパーツ全般そうですが、内側は割とデコボコしているので、アルミなどのハンドルよりも、ケーブルの内装は苦労しました。

最終的にハンドルからのケーブルを本体フレームの中に引き込む訳ですが、できればブレーキのワイヤーに沿わせてケーブルを配線したかったので、分岐ケーブルを左から入れたり右から入れたりで、結局ジャンクションを左側バーエンド内装とすることで、リアブレーキのワイヤに這わせて配線ができました。(我ながら、あっぱれ。。。)

ジャンクションがハンドルのバーエンドに内装しているので、ステム下もすっきり。
ぱっと見、Di2のケーブルが通っているとはわからないのでは?

↓リアブレーキに沿ってDi2ケーブルが配線されています。


フレームおよびハンドル内装時に使った、秘密兵器はこれです。

シフトワイヤとブレーキのアウターエンドキャップ。これに加えて、ライナーチューブを通してあります。
Di2ケーブルは比較的柔らかいのでフレーム内等を通すのは難しいので、ワイヤやライナーをとおしてから、これで引っ張るのですが、
エンドキャップが、Di2のケーブルにジャストフィット。
(緩い時はキャップの口を少し歪ませればOK)
  
通している途中で外れることはなかなかありません。
ライナーチューブだけの方が通しやすい場合や、やっぱり逆から入れたいなんて場合に、ライナーチューブがあると何かと便利です。

実は、Shimano PROのYouTubeからのパクリなんですが、気になる方はさがしてみてください。


2018/01/04

Muc-Off

新年おめでとうございます。
巷の自転車屋さんで元旦から福袋を配っているお店もあったりしますが。。。。
当店は、1月4日から営業開始となります。

新年、しょっぱなは、Muc-Offです。

Muc-Offは、イギリス発のケミカル&メンテナンス等の総合ブランドです。実は、自転車以外にも、オートバイや自動車用でも有名なブランドです。自転車界では、ロードレース等で有名なTEAM SKYのサポートをしており、レースなどを見るとちらほらMuc-offのマークを見かけることもあるのではないでしょうか?
当店では、去年の中頃からですが、Wet,Dryに加えて、C3Wet,C3Dryを使い出しました。

この中で、お勧めはWet。
適度な粘度があって、たまにしかメンテナンスできない方には最適。当店ではママチャリからロードまでオイル足りてないようなチェーンには、これを塗布しています。
その他のオイルは、状況に応じて使用しています。

追加した、C3Wet,C3Dryは、今のところ塗布してみたりしなかったり試行錯誤中です。


ところで、4種類のオイルを100均で買ってきたオイルボトルに入れてみましたが、すごい色です。
(小生こういうのすぐこぼしちゃうので、この容器からさらに小さなボトルに入れてからオイル塗布しています。)

Muc-Offのケミカル類全般ですが、香りづけがされています。
メンテナンスをして周囲がオイル臭くなるのを防ぐのが目的らしいのですが、
それぞれ違う匂いがして、こだわりの香りづけらしいのですが。。。
あま~い匂いがして、色と匂いが関連しているらしいのです。

ううう、この香り、アメリカ産にはかなわない。。。
とつぶやきそうになりましたが、おっとイギリス産です。