電動アシスト自転車でアシストができなくなると、自力で漕げなくはないのですが、かなり重たい自転車となり下がっちゃうわけです。
今回、モード切替ができず、ロングモード(エコモード)から変わらなくなっちゃったというお客様。
修理内容はスイッチを交換してみるしかありません。そして、経験上ほとんどスイッチの交換で直っちゃいます。(※ただし、モーター側がおかしくなっていることもあるようで、お客様には事前にその旨ご理解いただいております。)
そして、お客様の自転車はスイッチの交換で無事モード切替できるようになり、一件落着でした。
今回、取り外したスイッチをばらして、原因が何だったのか単純な好奇心によるものです。
取り外したスイッチです。
やや劣化気味ですが、ひび割れのような浸入経路はみあたりません。フタを開けるとむき出しの電子部品の基盤が見えます。
みるとスイッチケース内に水滴がちらほら。
基盤のパーツのみの入手もできないので、スイッチごと交換するしかありません。
水分を取ってよく乾かしてからフタを戻せば、使えるようになるかもしれませんが…
水分を取ってよく乾かしてからフタを戻せば、使えるようになるかもしれませんが…
ちなみに、ドライバーで無理やり開けてますので、フタを戻してもケースはずたずたです。
結局どこから入ったのかの特定はできませんでしたが、スイッチ押下部の正面パネルのひび割れか、ケースはめ合わせ部分の接着剥がれ、あたりなのかと思います。
スイッチの故障は電動アシスト自転車にとって致命的なので、多少の水が入っても大丈夫なようにして欲しいところです。現時点ではスイッチカバーがお勧めの防御策といったところです。
ちなみに、今回、パナソニックのスイッチでしたが、ブリヂストンもヤマハも似たような感じです。(全種類のスイッチを開けたわけでもないので、断言はできませんが…)