SHIMANO105モデルと言いながら、クランクやブレーキが別物だったりすることよくあるんですが、
コンポが105できれいにそろっています。11速になって設定がシビアになってきましたが、
他社との相性を考えるよりも揃えたほうがってことでしょうか?
今回の自転車。なにやら、リアディレーラーあたりがタオルでぐるぐる巻きに。。。
(私が巻いたんですが。。。。)
リアディレーラを取り付ける部分をリアハンガー(あるいは単にハンガー)といいますが、
転倒してリアディレーラをぶつけると、リアハンガーに力がかかって損傷します。
で、今回は、リアハンガー交換です。
左の写真は、フレームと一体型で、右の写真は、フレームにネジ止めしてあるタイプ。
(左は、クロモリ(スチール)フレームなので、多少の歪みがでても修正が可能ですが、
アルミやカーボンのフレームは修正が難しいので、
フレームとは別部品にして、交換することができるようになっています。)
これは、今回の自転車から取り外したリアハンガーですが、
取付のネジが曲がってしまい、リアハンガー自体もねじれています。
輪行時でこうなってたとのことですが、落車以外でこうなるのはちょっと悲しいですね。(落車もイヤですが。。)
落車時などは、綺麗に折れちゃうこともあります。
このパーツ、自転車毎に形が違っていて、メーカー在庫がない場合があって、何か月も待つことがあります。
さすが、昨年のモデルだけあって、リアハンガーはすぐに届きました。
取り付けて、まずリアの歪みを計測します。
ハンガーが曲がるということは、かなり無理な力が加わったということで、ハンガー以外も歪が出ている可能性があります。
新しいハンガーを取り付け、ハンガーからホイールまでの距離をまず4か所計測します。
それぞれの距離が異なる場合、どこが一番曲がっているのか見当をつけて、再度その付近を計測。
ハンガーの角度調整は、何回もやってると金属疲労をおこしてしまいますので、
できるだけ少ない回数で行うように、修正の方向性を考えてから、修正しています。
そんなこんなで、無事復旧。
最後は、軽く実車で変速を確認。特に問題なく変速できました。
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