現在のマウンテンバイクはサスペンション付きが一般的ですが、当時はMTB(マウンテンバイク)として発売されていました。
ブロックタイヤをセミスリックタイヤに交換して街乗り用に使っていたとのことです。
しかもリア8速の初代モデル。調べてみると1992年発売。ざっと25年以上!
お客様曰く、「普段使いに乗るんだけど、ものすごく乗りやすいので何とかして欲しい。」
以前、26インチのMTB=絶滅危惧種と記載してお客様に怒られましたが。。。m(__)m
近年のMTBは27.5インチ(ロードバイクでいう700Cのサイズ)になって、
26インチのMTBがほぼなくなりつつあります。
170㎝前後の一般的な日本人には、とても乗りやすいサイズなのではないかと思っています。
周辺のパーツに錆などが出ているのですが、チタンフレームということもあってフレーム自体は綺麗です。というか、多少の汚れはありますが、フレームが輝いている感じがして、チタンフレームは20年以上たってもこうなんだな~とつくづく実感。
チタンフレームってのは、一生ものというより、代々受け継げられてもおかしくないものなのかもしれません。
チタンフレームってのは、一生ものというより、代々受け継げられてもおかしくないものなのかもしれません。
シフターがスラムのグリップシフト。グリップのゴムが溶けだしています。
ブレーキがDIA-COMPEのカンチブレーキ。各所に錆が出ており、チドリのワイヤなんかも交換したいとことですが。。。
近頃、DIA-COMPEから新しいカンチブレーキが発売されており、こちらへの換装をご提案したところ。ご了解をいただきました。
フロントスポークが1本折れて、フロントハブにガタツキ。さらにボトムブラケット(BB)もガタツキがあるため、前後ハブ、BB、ヘッドパーツのオーバーホールをご提案しご了承いただきました。
カンチブレーキは、前後ともDIA-COMPE DC980に換装。
チドリなども付属していますので、ブレーキ回りが一新します。
ブレーキシューがVブレーキ互換となっており、従来のカンチブレーキからシュー交換が格段にやりやすくなっております。左右のバネの強さの調整ネジなんかもあって、調整もラクチン。また、従来製品よりも制動力がアップしているとのことですが、なによりもこのクラシカルな風貌が良くないですか?
シフターは、グリップシフトからラピッドファイヤタイプに変更。なお、現行のXTRは、リヤが12s or 11s となっており、互換性ありません。
現行の3x8sのシフターはXTRに比べて下位グレードとなってしまいますが、こちらを選択しました。
今回の完成車がこちらです。
ハンドルバー周辺は、ラピッドファイヤに変更したので、ベルが取りつかなくなってしまいました。
グリップシフトは、ハンドルスペースに余裕が出るんだな~。と改めて認識。
行き場の無くなったベルは、ステムの下のヘッドスペーサーに取り付けることに。。。。
我ながら、新品みたいです!!
(ステムのボルトは新しいものに交換しました。)
ちなみに、Beforeが。。。
あれっ?並べると意外と微妙?
(フレームはチタンゆえに新旧共にきれいだからな~)
それでも受け取りに来たお客様はとても喜んでいただきまして、自転車屋として感無量でした!
おまけ>
こちらの自転車。XTRのクイックのレバーがXTRの文字で肉抜きになっています。
初代のモデルの意気込みが感じられますね~。
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